20年振りに読みました。若いころは退屈な本だな。ただの釣りの本か…。なんて思いながら大学で読まされました。
でも、改めてこの年で読むと、サンチィアゴと少年を思いながら泣けてくるのです。
ライオンが印象的でした。私は上手く読み取れなかったのですが、ライオンには何か暗示されたような意味があるのでしょうか。
最後、サンチィアゴが眠りにつきながらライオンの夢を見るのです。
もしかして、彼は人生終えたのでしょうか。
最後まで一漁師であり続け、自分との格闘を全うし、でも、大きな力の前では運命には逆らえなかった
(私は、サンチェアゴは勝ったのだと思います)。
生きるのは、こういうシンプルなことなのかもしれませんね。
小賢しく、どうのこうのと頭で考えて回りくどく生きるのではなく、ストレートに生きる。
今からでも遅くはないと思うので、私もシンプルに生きてみたいと思います。